原作は、50万部突破の伊坂幸太郎の大ベストセラー。

来月には父の日を控えたこの時期、5月24日(土)から、女性用媚薬その名も映画『オー!ファーザー』が公開となる。
原作は、50万部突破の伊坂幸太郎の大ベストセラー。タイトル通り、主人公と父親との交流が描かれるのだが、やはり伊坂作品、設定がちょっぴり変わっているのだ。まずはストーリーからご紹介しよう。

■ ストーリー

主人公の由紀夫(岡田将生)は、どこにでもいるフツーの男子高校生。周りと違うところといえば、少しクールなところと、そして“父親が4人いること”。ひとりの母親と4人の父親との同居生活を続けている由紀夫は、ある日賭博場で、カバンの盗難を目撃してしまう。このことがキッカケで、由紀夫は重大な事件に巻き込まれ……。

岡田将生主演&魅力あふれる4人の父親たち

本作は伊坂作品の魅力である、“さまざまな伏線が張り巡らされ、それらがエンディングに向けて回収されていく”スタイルのサスペンスコメディとなっている。主演は『重力ピエロ』『アヒルと鴨のコインロッカー』に引き続いて、伊坂作品3作目となる岡田将生。『重力ピエロ』に出演し、家族に対する考え方が変わったという彼は、普通とは違うカタチを描く伊坂流の家族ドラマにひかれ、俳優人生で初めて自ら出演をオファー。ヒロイン役には忽那汐里。何かと由紀夫を振り回す友人役には、『花子とアン』に出演中の賀来賢人

そして、気になる4人の父親には、真面目な大学教授役を佐野史郎、お調子者のギャンブラー役に河原雅彦(夏には小栗旬主演『カッコーの巣の上で』の演出も)、関西弁の体育教師は宮川大輔女性用媚薬家庭的な元ホスト役に村上淳と、想像するだけで思わずニヤニヤしてしまう顔ぶれが集まった。